海苔芽が順調
千葉新聞  平成11年11月6日
ノリ芽が・順調に生育
異常気象、平年比で一週間遅いスタ|ト
県浦連で新ノリ 22日に臨時入札会

 お歳暮シ-ズンを控えて、異常気象等に災いされて遅れぎみだったノリ芽が順調に生育を始めた。早い人で15日に摘採できる見通しがついたのを受けて、県漁連の海苔共販運営委員会は4日、今シーズンの新のり臨時入札会の日程を協議した結果、22日に実施することになった。
 例年に比べて1週間程遅いスタートとなる。今後、臨時入札の出具合を見た上で正式な初共販の日程を決めることにしており、苦労の連続だった栽培漁民は、ここに来て海水温も養殖の適温とされる18度程に近づいたこともあり、順調な海況の推移と、不景気で落ち込んだ贈答用などの消費拡大に期待をかけている。
 今期の江戸前海苔の養殖は、夏の・高温に陸上採苗などの作業で苦戦したが、早い人は9月末、平均10月4日頃から網を海に入れてきた。先月18日の強い寒気の入り込みを受けいて作業は一気に進み、一時は県内14漁協のぅちで富津地区が先行して十日頃の摘採が見込まれるなど、かってない珍しぃ状況で推移した。しかし、今月一日の低気圧の通過で富津海岸などは瞬間風速35メートルもの強風が吹き、伸び始めた芽の日光浴作業を繰り返して本張りに切り替え、仕上げ段階を迎えていた網の多くが披に洗われる結粟となり、せっかく伸ぴた芽がイカダにこすられてしまい、関係漁民は被害を受けた網の撤去作業に一苦労。
 県漁連によると今のところ、湾北部の船橋地域などは順調に生育、木更津地域等は若干のバラツキが見られるという。