江戸前海苔 今年は期待
東京新聞  平成11年9月18日夕刊
 千葉県富津市の海岸で、名産の江戸前海苔の種付け作業が行われている。
 網を巻きつけた直径2メートルほどの大型水車を電動で回転させながら、水槽の中でカキ殻が放出したノリの胞子を付着させていく。網は冷凍保存され、海水温が23度まで下がってから沖合いの養殖場に張られる。
 新富津漁協の種付け場では、約90台の水車がズラリ。家族総出で大忙しの影山寅夫(58)さんは、「昔から、海にフジツボが多くつくシーズンは良質のノりがたくさん採れる、といわれている。今年は期待できそう」と顔をほこらばせる。収穫は11月上旬から始まる。